食卓やレストランでよく目にする「サーロイン」。柔らかくジューシーなその肉質は、ステーキ愛好家から高い評価を受けています。しかし、サーロインという名前の由来や背景を知っている人は少ないのではないでしょうか？今回は、そんなサーロインの魅力的な歴史に迫ります。
1. 名前の起源
サーロインの名前は、フランス語の「surlonge」に由来すると言われています。この「sur」は「上の」という意味で、「longe」は「背骨に沿った部位」を指します。これが時代を経て「サーロイン」という名前となったのです。
2. ある王との逸話
英国には、サーロインに関する面白い逸話が存在します。ある時、英国の王がサーロインのステーキをとても気に入り、その肉片に「騎士」を授けたという話が伝えられています。これにより「Sir Loin」と呼ばれるようになった、というのがこの伝説の内容です。真偽の程は定かではありませんが、肉の質を称賛するエピソードとして、多くの人々に語り継がれています。
3. サーロインの位置
サーロインは牛の背中、背骨に近い部位に位置しています。リブロースの後ろ側、ヒレ肉の前に当たる部分です。この部位は動きが少ないため、脂肪が少なく、繊細で柔らかい肉質が特徴です。
サーロインは、その名前の背景や歴史だけでなく、その肉質や特性にも魅力がたっぷり。次回サーロインを頬張る際には、この歴史を思い出しながら、一層の味わい深さを感じてみてはいかがでしょうか。